「美濃大返し」の起点となった大垣城=7月、大垣市郭町
琵琶湖の北端にそびえる賤ケ岳周辺で繰り広げられた「賤ケ岳の戦い」について伝える碑=滋賀県長浜市、賤ケ岳山頂付近

 羽柴(豊臣)秀吉に勝利をもたらしたのは「中国大返し」ならぬ「美濃大返し」だった-。織田信長亡き後に柴田勝家と争った賤ケ岳(しずがたけ)の戦い(滋賀県長浜市)で、近江・木之本の本陣を離れて大垣城まで進軍していた秀吉は、敵の急襲を知るやいなや本陣まで13里(約52キロ)をわずか約5時間で駆け戻った。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で注目が集まる中、大垣市の関係者は「秀吉の天下取りにおいて、大垣が“隠れた要衝”だったことにぜひ注目してほしい」と話す。

 秀吉と言えば有名なのが「中国大返し」だ。本能寺の変の知らせを受け、明智光秀を討つために...