土岐鷹の夢 342 最終章 夢を継ぐ者(十二) 早見俊・作 井澤康樹・原案 曇天風雷鬼・画 明くる早朝、澄み切った空気に頬を撫(な)でられながら小屋を出た。「精をつけたので、一息に山道を抜けていけば伊賀まではまっしぐらでございますぞ」忠勝が語りかけると家康は胸一杯(いっぱい)に山の空気... 2025年6月14日 05:00岐阜