投打がかみ合った県岐阜商が七回コールド勝ちで、2年連続の決勝進出。
一回に河合と藤本の適時打で3点を先取。五回には井上の適時二塁打などで2点、六回も三塚の適時二塁打などで3点を加えた。先発井上は140キロ台の直球と変化球を織り交ぜて相手打線に的を絞らせず、1失点で完投した。
岐阜第一は投手陣が制球に苦しみ、打線も七回に1点を返すにとどまった。
先発井上 安定した投球
県岐阜商の背番号「1」が、チームを2年連続の決勝に導いた。先発井上悠は7回を投げて4安打1失点。準々決勝までは3試合に登板し、いずれもリリーフだったが、この日は今大会初先発ながら一人で最後まで投げ切り、結果を残した。
一回から安定した投球が光った。140キロ台の直球と変化球を組み合わせ、四回までは走者を一人も出さない完璧な投球。七回に1点こそ失ったものの、最後は併殺で仕留め、落ち着いた投球で切り抜けた。鍛治舎巧監督も「エースらしい投球をしてくれた」とたたえる内容で、見事にその起用に応えた。