少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は岐阜城北高校(岐阜市)の和田摂子校長(59)に聞きました。高校野球の強豪校として知られる同校ですが、実は幅の広い学びができる学校です。大学進学をはじめ、簿記や情報、音楽や美術、保育にファッション、調理も学べます。和田校長は「生徒の世界を広げたい」と話します。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

岐阜城北高校=岐阜市三田洞
 岐阜城北高校 所在地は岐阜市三田洞。県立全日制高校。2004年、岐阜藍川高校と岐阜三田高校が統合されて開校。総合学科(5系列)と生活デザイン科(3コース)がある。全校生徒は約540人。

 ―岐阜城北高校の特徴は。

 本校には総合学科と生活デザイン科というまったく違う2つの学びができる学科がある。そこが魅力であり、課題でもある。

 総合学科は単位制で、商業の学びを中心にビジネス、会計、情報、人文科学、芸術文化の5系列がある。生活デザイン科は子ども生活、ファッション、食生活の3コースがある。新しく赴任してきた教員の中には「まったく違う学校が二つあるようだ」と感想を持つ人もいる。

 ―それぞれどんな学びをしているのか。総合学科は。

 各系列に2年次から分かれる。

 総合学科のビジネス系列は商品開発、流通、販売促進に至るまでのマーケティング全般について学ぶ。

 会計系列は簿記会計を学ぶ。日商簿記検定2級の合格などを目指している。

 情報系列はWebデザインやプログラミングなどの応用力を身につけることで、IT社会に即戦力として活躍できる人材の育成を図っている。

 人文科学系列は4年制大学、短期大学、看護・医療系の専門学校進学を目標にしている。レベルの高い授業と個別指導などを通して学力伸張を図る。

 芸術文化系列は美術専攻と音楽専攻があり、創造する楽しさや豊かな表現方法を学ぶ。芸術系大学、専門学校への進学を目指す。

 
 和田摂子(わだ・せつこ) 岐阜市出身で、教科は家庭科。揖斐高校教頭、県教委教育管理課地域管理監、市岐阜商高校校長などを経て2024年度から現職。岐阜城北高校には通算15年以上勤務している。

 ―生活デザイン科は。...