中学校、高校で優れた理科教育を行った教育者をたたえる「東レ理科教育賞」で、2020年度最高賞の文部科学大臣賞に、岐阜県多治見高校の佐賀達矢教諭(35)=多治見市美坂町=が選ばれた。「身近な川でできる小さな自然再生の実践」として、環境保全活動の教育効果が評価された。同賞の受賞は東海地方で初めて。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」岐阜大応用生物科学部特別協力研究員でもある佐賀教諭は、同高校生徒と共に総合的な学習の時間を使い、2017年度から各務原市の実験河川で活動を開始。19年度からは笠原川や土岐川で、石積みをして流れを変えることで変化した魚の種類や数を調査している。活動は毎年引き継がれ、生徒たちは学会発表などをしながら学びを進めてきた。
賞は東レ科学振興会が1969年に創設し、2006年からは文部科学大臣賞を毎年贈っている。今回は大臣出席の贈呈式が予定されていたが、コロナ対応で中止された。13日に紙野憲三専務理事が同校を訪れ、賞金100万円の目録と銀メダルを手渡した。活動内容の紹介冊子1万7千部を全国の学校に配るという。
紙野専務理事は「生態系を実体験し、科学的な検証の大切さを学ぶ素晴らしい教育」とたたえた。佐賀教諭は「多くの人の支えのおかげ。環境教育を進めるきっかけをつくっていけたら」と話した。










