川に網を投げ入れる地元の男性=美濃市港町

 美濃市の長良川で、産卵で川を下る「落ち鮎」を捕らえる瀬張り網漁が盛んに行われている。市内での漁は終盤を迎えているが、今月上旬も豊漁の日が続いた。漁は今月末まで。

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 瀬張り網漁は、川に間隔を空けて杭(くい)を打ち、川底に白色のビニールシートを敷いたり、縄などを張って仕掛け(脅し)を作る。川を下ろうとする鮎の群れは、白色のシートや、縄が川面をたたいて出る音や振動に驚いて、川を下るのをやめていったん上流に戻り、滞留する。そこへタイミングを計って網を投げ入れて鮎を捕らえる。

 長良川中央漁協管内では今季、8月15日に瀬張り網漁が解禁され、市内の長良川の数十カ所に仕掛けが設置された。漁は通常、7、8人のグループで行う。最盛期は10月だが、今月上旬も、港町に近い長良川では、6、7人ほどの地元の男性が川をじっくりと観察しながら、鮎の姿を追い、交代で網を投げ、1日約2千匹の豊漁の日もあった。

 長年、瀬張り網漁を行う田畑政則さん(58)=同市千畝町=は「脅しにびっくりして魚の群れが逃げるのを見ながら、網のタイミングを図る瞬間が特に面白い」と醍醐味(だいごみ)を語った。