「養老トンネル」の工事現場を見学するタイからの視察団=岐阜県海津市南濃町庭田
トンネルの工法について質問するタイからの視察団メンバー=岐阜県海津市南濃町庭田

 タイの運輸省道路局の職員らが21日、2026年度の全線開通に向けて建設工事が進む東海環状自動車道の工事現場を訪れた。今年5月から掘削工事が始まっている岐阜県海津市南濃町の「養老トンネル」の工事現場で、サラーウット・ソンシウィライ局長ら13人が現場を訪れ、現場の様子を視察した。

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 同トンネルは、海津市と三重県いなべ市を約4730メートル掘削して結ぶ。自動車道が通る本坑と、火災などが発生した時の避難や救助に使うための避難坑の2本のトンネル工事が行われている。

 視察団は国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトの一環で、11月16日から29日までの日程で、国内各地の道路工事現場などを訪れている。

 一行は、工事概要について説明を受けた後、両方のトンネル内部に入って工事現場の様子を視察。トンネル掘削工法についてや安全対策、周囲の山への影響など、技術的な質問を工事関係者に寄せていた。

 トンネルの視察を終えたサラーウット局長は「工法の理論に基づく実物の現場を見ることができたことに価値があり、学ぶことが多かった。また、現場が整理整頓されており、安全基準をきちんと踏まえて工事を進めているのが印象的」と話していた。