総合刃物メーカー・KAIグループは26日、中核企業で販売を担う貝印(東京都)と、生産部門のカイインダストリーズ(岐阜県関市)の社長兼最高執行責任者(COO)に、遠藤浩彰副社長(35)が就任したと発表した。遠藤宏治社長(65)は会長兼最高経営責任者(CEO)に就いた。25日付。トップ交代は32年ぶり。価値観が多様化する中、浩彰氏が陣頭指揮を執る経営体制に移行し、グループの持続可能な成長を目指す。宏治氏はCEOとして経営をサポートする。
氏名や役職・部署名で検索!「岐阜の経済・人事情報 ポータル」浩彰氏は宏治氏の長男。2008年に慶応大経済学部を卒業後、入社。グループの国内営業本部や経営管理本部の副本部長を経て、経営戦略本部、マーケティング本部、研究開発本部の3部門で本部長を歴任した。18年から副社長を務める。
宏治氏は1989年、父で2代目社長の遠藤斉治朗氏の急逝を受け、33歳で社長に就任。海外展開や医療分野への進出に注力した。
浩彰氏は「受け継いだ技術や知見、お客さま、取引先との関係をかけがえのない資産にしながら、これからの時代に求められる価値創造を続けていくため、新たな挑戦を始めたい」とコメントした。
KAIグループは1908年創業。貝印とカイインダストリーズを含めグループ会社は国内外19社。カミソリや包丁、医療用器具、調理用品など幅広く扱い、カミソリは国内トップクラスのシェアを誇る。米国、ドイツ、フランス、中国、韓国、ベトナム、インドに拠点を持つ。2020年3月期の連結売上高は439億円。










