13日間にわたって熱戦が繰り広げられ、5日に閉幕した東京パラリンピック。岐阜県ゆかりの選手は過去最多の9人が計7競技に出場し、大躍進を遂げた車いすバスケットボールで銀、車いすテニスで銅の計2個のメダルを獲得した。メダルにこそ届かなかったものの、自己記録を更新するなど夢舞台で県ゆかりのパラアスリートが躍動した。

 銀メダルに輝いたのは、車いすバスケで初出場を果たした秋田啓(あいおいニッセイ同和損保、岐阜調理製菓高等専修学校出)。全試合に出場し、チーム2位の計97得点をマーク。日本の飛躍に大きく貢献した。

 車いすテニス混合上下肢障害ダブルスでは、3大会連続出場となった54歳の諸石光照=EY Japan、岐阜西工高(現岐阜総合高)出=が大奮闘。悪天候の影響などで午前2時をすぎて決着した3位決定戦を制し、悲願だった自身初のメダルに輝いた。

 この他、陸上男子100メートル(上肢障害T47)で石田駆(愛院大、岐阜聖徳高出)が予選、決勝と立て続けに自己記録を更新し、5位入賞。柔道女子52キロ級の藤原由衣(モルガン・スタンレー・グループ、関商工高出)は、けがで万全のコンディションとはいえない中でも、果敢に立ち向かい5位に入った。

 諸石以外の選手はいずれも初出場だったが、それぞれが奮闘した今大会。多くの選手が今後も競技を続ける意向を示しており、2024年のパリ大会などでの活躍が期待される。