鵜飼じまいに総がらみを披露する鵜匠たち=15日午後8時19分、岐阜市の長良川

 清流長良川を舞台に繰り広げた岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼が15日、閉幕した。新型コロナウイルス感染拡大で、長良川鵜飼は観覧船の運航日数と乗船客数が過去最低となった。小瀬鵜飼も運航日数が過去最低となり、長良川を彩る夏の風物詩は寂しい終わりを告げた。

 長良川鵜飼の開幕は、県のまん延防止等重点措置に伴い3度延期し、1カ月以上遅れた。8月13日からは大雨やコロナ第5波が直撃し、9月末まで中止を余儀なくされた。運航日数は昨年から35日減の67日、乗船客数は昨年比9・1%減の1万3910人だった。

 小瀬鵜飼も8月下旬から9月末まで運休するなどし、運航日数は59日にとどまった。乗船客数は閉幕直前の10月に予約が増え、昨年比3・3%増の2326人だった。

 長良川鵜飼最終日は、448人が28隻に乗船。鵜匠6人が今年最後の伝統漁法を披露し、乗船客は漁のフィナーレ「総がらみ」を名残惜しそうに見詰めた。初めて乗船した浜松市の男性会社員(63)は「最後の最後で貴重な光景を見られてよかった」と話した。