今後の目標を語る三島愛さん(右)と瀧朋花さん=郡上市白鳥町白鳥、長良川鉄道美濃白鳥駅

 岐阜県郡上市白鳥町為真の郡上北高校の生徒有志でつくる「食品ロス減らし隊」が、食品ロス削減に向けた取り組みを本格化させている。今月上旬には廃棄予定の食材を市内で回収し、カフェメニューとして地元住民に提供。地元自治体や事業者を巻き込みながら、国際課題に一石を投じている。

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 メンバーは2年生6人。家庭科の授業で国際的な課題となっている食品ロスの現状を知り、削減に向けて取り組もうと約1年前に結成した。国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の探究にもつなげる。

 今月3日には長良川鉄道美濃白鳥駅で、廃棄予定の食材を活用した1日限定の駅舎カフェを開いた。結成当初から目標に掲げていた企画で、メニューの商品にはいずれも賞味期限が近い食材や、規格外で販売できない野菜を活用した。

 会場では小麦の代わりに廃棄予定のおからを用いたパウンドケーキや、規格外の野菜を活用したカレーなど豊富なメニューを販売。食材は市内の事業者から提供を受け、当日の調理は中華料理店の協力も得た。商品開発には、食生活を総合的にデザインする科目を学ぶ生徒も参加した。

 一部メニューは30分足らずで完売する大盛況だった。隊長の三島愛さん(17)は「予想以上の売れ行きで驚いた。カフェを機に、一人でも多くの人が食品ロスについて考えるきっかけとなれば」と願った。

 冬には「SDGs QUEST みらい甲子園」に出場する。全国の高校生がSDGsのアイデアを発表する大会で、活動内容を発信する。副隊長の瀧朋花さん(17)は「前回は初出場で最終選考に残った。実績を生かしてリベンジしたい」と話した。