県警が2020年に受理した拾得者(落とし物を拾った人)による届け出は22万3636件で、前年比で11・9%減少していたことが分かった。遺失者(落とし物をした人)からの届け出も5万6438件と14・2%の減少。いずれも直近5年ほどは右肩上がりに推移してきたことから、会計課は「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や、商業施設などの営業時間短縮による人流の減少が影響した可能性がある」としている。
グーグル検索で岐阜新聞デジタルを優先表示!便利機能で岐阜のニュースをチェック県警によると、拾得届、遺失届とも電車やバスなど公共交通機関のほか、商業施設から届けられることが多いという。昨年の減少は、感染防止を図る外出や移動の自粛要請で、いずれも利用者が減ったことが要因とみられる。
拾得届は19年と比べて約3万件減少。物品数では20万8377点と約4万4千点減った。内訳は免許証やキャッシュカードなど証明書類が23・7%と最も多く、プリペイドカードやICカードなど有価証券類が13・5%。ほかに傘類7・0%、衣類6・9%、財布類5・3%が続いた。また、遺失届は前年から約9300件減った。
拾得物が遺失者に返還された件数は2万3547件で、昨年処分が決まったうちの約1割。4割に当たる8万8658件は、3カ月以内に遺失者が判明せず拾得者へと引き渡された。ほぼ半数の10万8554件では、遺失者が分からず拾得者も権利を放棄したため県有物となり処分された。
現金の拾得届も、計約2億2016万円(前年比約1750万円減)と減少した。うち遺失者に戻ったのは計1億4252万円。返還率は約65%で、物品の約38%よりも高かった。ほかに3735万円が拾得者に引き渡され、3928万円が県の帰属となった。










