ネット上で殺人犯に仕立てられたお笑い芸人のスマイリーキクチさん(49)を講師に招いた講演会が、岐阜県土岐市泉町大富の泉中学校で開かれた。10年以上にわたってデマと闘った壮絶な経験を聞き、全校生徒がインターネットと人との関わりについて考えた。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」講演会は、同市と東濃人権啓発活動地域ネットワーク協議会が主催した。
キクチさんは1999年、凶悪事件の殺人犯とのデマがネット掲示板に書き込まれたのをきっかけに、誹謗(ひぼう)中傷にさらされた。否定しても信じてもらえず、本人や家族を襲う脅迫が重なり、助けを求めても相手にされない恐怖も味わった。9年後、真剣に捜査してくれる刑事に出会うことができ、犯人が一斉摘発されたが、現在まで影響は続いているという。
キクチさんは「中傷した人たちは正義感で書いたといい、罪の意識が希薄だった。信じていい情報かどうか疑う感性を持ってほしい」「言葉は刃物と同じ、殺す道具にもなり得る」「情報を拡散する前に、時間をおいてください」と、慎重な行動を呼び掛けた。










