少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は多治見西高校(多治見市)の平井学校長(66)です。明治末期にさかのぼる建学の精神は「誠心一筋に生き 人の幸せの支えとなれ」。進学、就職とさまざまな将来を描く生徒が在籍し、学ぶ内容もそれぞれですが、教育の根本には建学の精神が通底しています。目指すのは、互いの幸せを支え合える自立した人間の育成です。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
ー特色・校風は。
1908年に多治見裁縫女学校として創立し、118年目を迎える。普通科の3コース(蛍雪・特進・総合)と商業科、被服科、併設する中学校からの一貫コースがあり、進学、就職それぞれの目標に向かって学びを深めている。
学科・コースごとに学びの内容は異なるが、教育の基本理念には「幸せの支えとなれ」という建学の精神が引き継がれている。どうすれば皆で幸せになれるか。それは一人一人が大人として考え、行動し、その責任を自分で負える、そんな自立した人間になることだと考える。
ー生徒に求めることは。
高校は自立した大人になるための準備の場。さまざまなことに挑戦してほしい。学校は生徒の「やってみたい」という気持ちを尊重して、きめ細かくサポートしていく。失敗もあるだろうが、再チャレンジすればいい。もし誰かに迷惑をかけたのなら、「ごめんなさい」と言う。謝れる力も大切だ。共に学ぶ仲間がいるから、苦しい時も支え合える。
全体的に控えめな生徒が多いという印象だ。とても良い子たちだが、見方を変えれば一歩踏み出すことがちょっと苦手。本校でたくさんの挑戦と失敗を経験し、成功の喜びや達成感を得て、主体的に生きられる人間になってもらえたらうれしい。
ー各学科・コースの特徴は。
普通科のうち、蛍雪は国公立大学をはじめとする難関大学を目指すコースで、生徒の6割が国公立大学に合格している。週に4日は7限まで授業を行い、仲間と切磋琢磨しながら夢の実現に向けて励んでいる...









