イサム・ノグチの「あかり」インスタレーション=東京・上野の東京都美術館

◆「サカナクション」山口一郎さんの特別コンテンツも

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 20世紀を代表する芸術家イサム・ノグチ(1904-88年)の創作活動の軌跡をたどる特別展「イサム・ノグチ 発見の道」が8月29日まで東京・上野の東京都美術館で開かれている。岐阜提灯(ちょうちん)に刺激を受けて制作した代表作「あかり」をはじめ、情熱を傾けた晩年の石彫など国内外の作品約90件が並び、ノグチの壮大な世界観に触れることができる。

 展覧会は3章構成で、「あかり」を約150灯用いたインスタレーションをはじめ、日本の折り紙を着想の一つにした金属彫刻、「ノグチ芸術の到達点」とされる石彫などを三つのフロアで展示。多様な作品をたどることで、「彫刻とは何か」を問い続けたノグチの"発見の道"を感じることができる。

 ノグチが"光の彫刻"と呼んだ「あかり」は、和紙と竹ひごで作ったあんどん。1951年に長良川鵜飼の観覧で岐阜市を訪れた際に岐阜提灯に出合い、生み出された。会場には、大小さまざまなあんどんをつるしたインスタレーションや、軽やかさを感じさせる形状の金属彫刻があり、柔らかな光に包まれながらも生命力のあふれる空間が広がっている。

 さらに、ノグチが香川県高松市牟礼(むれ)町に構えたアトリエで石工の和泉正敏さんと共に作り上げた石の彫刻は圧巻。牟礼の地にあるイサム・ノグチ庭園美術館から運んだ大型の作品群で、ノグチの晩年の境地を見せている。

 また、ノグチを敬愛する音楽バンド「サカナクション」の山口一郎さんによる特別コンテンツ「サウンドツアー」も用意されている。