◆リオは代表落ち「甘え捨てた」
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」「ここに来るまで簡単な道のりではなかったけど、この舞台に笑顔で立てた。感謝の気持ちでいっぱい」。7日に行われた東京五輪の新体操団体総合の予選で、日本代表「フェアリージャパン」は、7位で決勝に進出した。安八郡安八町出身の鈴木歩佳(21)=日体大、大垣日大高出=もチームの要として次々と技をこなした。代表入りを逃した前回五輪から、5年。五輪のマットの感触をかみしめながら、夢舞台を舞った。
幼い頃から音楽に合わせて踊ることが好きだった。5歳で競技を始め、「拍手をもらうことがうれしかった」と観客を前に演技する楽しさを覚えると、のめり込んでいった。中学では2年連続全国中学校体育大会個人総合2位、中学3年の2015年にはフェアリージャパン入り。約1年半後に迫るリオデジャネイロ五輪が現実味を帯びた。
トントン拍子に進んでいた新体操人生だが、「そんなに甘くはなかった」と大きな挫折が訪れる。リオ五輪の代表落選。人目をはばからず涙した。テレビ画面越しに繰り広げられる五輪。「私がこの舞台にいたかもしれない」と落選の悔しさは一層増した。
「次(東京五輪)は絶対に私が出場する」。味わった悔しさを喜びに変えるため、絶えずその気持ちを忘れなかった。自身の欠点に向き合い、練習でも「この辺でいい、という甘えも捨てた」。疲労や苦労を態度や顔に出さず、厳しい練習にも食らいついた。「とにかく手を抜かないようにした」。全力で5年間を走り抜けた。
今や山崎浩子監督に「要と言っていいぐらい、多くの技をこなしている」と評され、日本のエースに成長。この日も、日本の演技の中心で、チーム最年少の鈴木は躍動した。チームにはミスもあったが、何とか予選を通過。最大の目標である「金メダル獲得」に挑戦できる決勝進出を決めた。五輪最終日の8日の最終決戦に向け、「(チームにミスのあった予選から)リセットして、楽しんで踊りきりたい」と意気込む鈴木。この5年間の全てを込めた演技を、笑顔で披露する。









