【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、尹正浩対外経済相が率いる代表団がイラン訪問のために平壌を23日に出発したと伝えた。両国は米国と対立する点で一致し友好関係にある。北朝鮮の軍需産業担当は尹氏とは別にいるが、両国間では軍事分野での協力も続けているとみられ、関係国が警戒している。

 北朝鮮メディアが政府高官のイラン訪問を伝えるのは異例。過去には2019年8月、最高人民会議(国会)副議長の訪問を報じたことがある。

 韓国メディアは、ウクライナに侵攻したロシアを支援する目的で北朝鮮とイランが結束し、3カ国の軍事分野での関係が深まりそうだとの見方を伝えている。