米ドル紙幣(ロイター=共同)

 【シンガポール共同】週明け6日のシンガポールの外国為替市場は前週末に比べ円安の水準となる1ドル=153円台後半で取引された。地元の市場関係者は「方向感を探る展開となった」と分析した。

 6日朝方は152円90銭近辺で始まった。ただ、その後は徐々に円が売られ、午後は153円台後半でもみあった。日本は休日だが海外市場では為替取引が続いている。

 前週末に発表された米雇用統計が市場予想を下回ったことで、市場関係者は「円買いドル売りへの弾みとなったが、短期間でさらに円高になる見通しは立てにくい」と指摘した。