7日、米フロリダ州で開催されたボーイスカウト米国連盟の年次会合に登壇した参加者(AP=共同)

 【ワシントン共同】ボーイスカウト米国連盟(BSA)は7日、来年2月から組織名を「スカウティングアメリカ」に変更すると発表した。指導者による性的虐待問題や新型コロナウイルス禍で会員数が減少しており、性自認などについて多様性を尊重する姿勢をアピールして活性化を目指す。BSAは1910年に設立され、組織名の変更は114年の歴史で初。

 米メディアによると、BSAは2014年にゲイの男子の受け入れを開始した。18年以降、女子の参加も認め、19年には11〜17歳を対象にした活動の名称を「スカウトBSA」にした。

 ただ組織名に「ボーイ」が残り、一部で批判的な見方が出ていた。