昨年7月、自転車で移動しながらヘルメットの着用を呼びかける近藤真彦さん(手前)=高知市

 松村祥史国家公安委員長は9日の定例記者会見で、昨年着用が努力義務化された自転車のヘルメットについて「着用を働きかけるための取り組みを強化するよう警察を指導してまいりたい」と述べた。自転車のヘルメットは2023年4月に全年齢で着用を努力義務とする改正道交法が施行され、同7月の全国調査では着用率は13・5%だった。

 松村氏は着用率が約60%と最も高い愛媛県で、13年に安全対策を促す条例が施行されるなどの取り組みも紹介。「ご自分の大切な命、身体を守っていただきたい。着用、未着用では結果が全然違う」と呼びかけた。