配管などが残る旧給食センター内の土俵で、相撲稽古に励む子どもたち=羽島郡笠松町長池
クラブ初の力士となった大馬翔(左)。1月には後輩たちに稽古を付けた。右は代表の青木貫一さん=羽島郡笠松町長池
指導に当たる青木貫一さん=羽島郡笠松町長池

◆手作りの土俵、力士輩出

 「行くぞー、はっけよい」。毎週水、土曜日の夜になると、羽島郡笠松町長池の旧町学校給食センターには明かりがともる。給食センターとしての役目を終えた2018年7月、東海すもうクラブの拠点に生まれ変わった。配管やタイルの床など調理場だった名残はそのままに、中央に作られた8メートル四方の土俵の中で、子どもたちが力いっぱい四股を踏んでいる。

 クラブ発足のきっかけは...