少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは岐阜県内各校の校長らトップにインタビュー。今回は、恵那南高校(恵那市)の安藤範和校長(58)です。全校生徒140人(25年5月1日現在)と県内最小規模ながら、総合学科の特長である幅広い選択科目を設け、進学から就職まで生徒のあらゆる希望をかなえられる体制を整えています。取材の中で最も多く登場した言葉は「地域」。教員の数も限られる中、多彩な学びを提供できるのは地域の支えがあってこそ。生徒たちは地域の企業や観光施設、小中学校との連携の中で学びを深め、次代の地域を担う人材として巣立っていきます。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
恵那南高校 所在地は恵那市明智町。2007年開校の県立全日制単位制総合学科。2026年度の入学定員は60人。
―特色は。
明智商業高校と岩村高校を統合し、新たに総合学科の高校として開校して19年目を迎える。校訓の百錬成鉄は明智商業、温故知新は岩村からそれぞれ引き継いでいる。
恵那市南部唯一の高校として、地域で活躍する人材の育成を担っている。生徒のおよそ7割が恵那市内から通学しており、隣接する瑞浪市や中津川市の生徒もいる。
一番の特色は地域連携。地元企業とコラボレーションをしたり、観光施設や福祉施設で体験授業をしたり。商業系の授業には恵南商工会から講師を招くことも。
明智小学校、明智中学校と隣接する立地で、学校の壁、学年の壁を越えた結び付きも強い。残念ながら、明智中は2025年度末で閉校するが、明智小とは保育(福祉)を学ぶ生徒が児童に読み聞かせを行ったり、「観光資源研究」科目を選択する生徒が児童と一緒に伝統の土びな作りを行ったりといった異年齢交流を続けている。
安藤範和(あんどう・のりかず) 恵那市出身。専門は商業。県教育委員会教育研修課、中津商業高と土岐紅陵高の教頭を経て、2023年度から現職。
―総合学科のカリキュラムについて詳しく。...









