2025年5月16日(金)~6月20日(金)まで「FLEXIBLE ↻ AWARDS 」で、しなやかな技術・表現・活動を募集。2025年夏に愛知県名古屋市熱田区でファイナリスト5名のグループ展を開催
株式会社ロフトワーク(本社:東京都渋谷区 代表取締役:諏訪 光洋)は、株式会社山田商会(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:山田 豊久)が主催する、「FLEXIBLE ↻ AWARDS 」の企画運営を行い、2025年5月16日(金)~6月20日(金)までプロダクトデザインを募集します。

しなやかな技術・表現・活動を募集するプロダクトデザインアワード
1906年の創業以来、山田商会はガス・水道といった生活インフラの工事を通じて、地域の暮らしを静かに、力強く支え続けてきました。その118年の歴史の中で、時代の変化や多様なニーズに応え、現場ごとに最適な解を導き出す「しなやかさ」を培ってきたことが、山田商会の強みです。
この「しなやかさ」とは、ただ柔軟なだけではなく、困難や変化に直面しても折れず、揺らぎを経て、時には新たな形へと再生する力。こうした力を、私たち自身の事業の中だけでなく、広く社会にひらき、次の可能性を探りたいと考えています。
そこで今回、創造的な技術や表現、未来を切り開く活動を募集する「FLEXIBLE ↻ AWARDS」を実施します。運営には、クリエイティブなコンペティションやハッカソンを世の中に届けるプラットフォーム AWRD(アワード) を活用します。AWRDを通じることで、ジャンルや地域を越えた多様な才能とつながり、山田商会としても新しい視点を取り入れながら、しなやかな技術の可能性をともに探っていきます。
2025年夏には、愛知県名古屋市熱田区の山田商会本社1階ショールームにて、ファイナリスト5名によるグループ展を開催予定です。
テーマ:FLEXIBLE ↻ - しなやかさがつなぐ、暮らしと未来 -
あなたにとっての「しなやかさ」とは、どんなものですか?
変化を恐れず、前に進む強さ。変化に対応し、柔軟に応える美しさ。
揺らぎや困難を経ても、ただ元に戻るのではなく、新たなかたちへと再生する力――まるで“リロード”するような回復力。
このアワードでは、そうしたしなやかさを備えたプロダクトデザインを広く募集します。
対象とするのは、かたちの美しさだけではありません。制作の背景にあるストーリーやプロセス、素材や技術へのこだわりなど、広い意味での「ものづくり」を重視しています。
あなたの中にある「しなやかさ」が、これからの暮らしと未来に、どんな価値を生み出すのか。
その視点や想いを、ぜひ私たちに届けてください。
詳細を見る
アワードの事前説明会とトークイベントを開催
今回のアワードのテーマの中心にある「しなやかさ」をキーワードに、グッドデザイン賞2024の大賞を受賞した「RESILIENCE PLAYGROUND PROJECT」を手がけた、株式会社ジャクエツのデザイナー・田嶋宏行さんを迎え、これからの時代に求められる、「“しなやかなデザイン”とは?」について考えます。



応募について
応募形式
このアワードが対象とするのは、プロダクトデザインを軸としながらも、その意匠性だけにとどまらない広義の“ものづくり”です。制作の背景にあるストーリーやプロセス、素材や技術へのこだわりなど、広義の「デザイン」としての取り組み全体を重視します。
「FLEX(しなやかさ)」と「ABLE(可能性)」が融合する、オリジナルな表現であれば形式・ジャンルは問いません。
使用者に合わせて形状が変化する家具や日用品、柔軟性のある素材を活用した製品やサービス、自然災害に強い柔軟な構造を持つ建築物、社会課題に対する新しい切り口の取り組みなど...
ジャンルを超えて、しなやかで、未来への可能性に満ちた、暮らしをより豊かにするフレキシブルな作品やプロジェクトをお待ちしています!
例)プロダクト、インテリア、ファッション、建築、サービス、コミュニティ、アート作品、研究及びそれらを束ねるプロジェクトなど

評価基準
本アワードでは、強さと美しさを兼ね揃えた「しなやかさ」を大事にします。作品の審査にあたっては以下の審査のポイントと、審査員の専門分野による独自の視点を評価の軸とします。
1.Flexibility|柔軟性
変化や制約にしなやかに対応しながらも、ぶれない軸や独自の美しさを保っているか。
2.Innovation|新規性
既存の枠を超え、独自の視点や技術を活かして新たな価値や可能性を生み出しているか。
3.Narrativity|物語性
かたちや仕組みの背景にある想いや、プロセスに他者の共感を呼ぶストーリーが込められているか。
賞について
ファイナリスト
すべての応募作品から、計5点を選定します。
- 審査員からのコメント(AWRDページにて公開)
- 山田商会本社1階ショールーム(1Day Reform Lab名古屋店)で行われるファイナリストによるグループ展への出展
- 7月の展示設営・最終審査会のための費用(交通・宿泊費)を上限5万円まで補助
最優秀賞
ファイナリストの作品から、審査チームで最優秀賞を1点選定します。
- 賞金10万円
- 山田商会特典:溶接体験・土木工事体験・ネジ切り体験・資材庫ツアーから1つ(※参加にかかる交通費等は自己負担となります)
- ロフトワーク特典:Fab Meetup Nagoya 優先出展権(※参加にかかる交通費等は自己負担となります)
審査員

稲波 伸行株式会社RW 代表取締役, 株式会社菰野デザイン研究所 取締役, 半田赤レンガ建物 館長
1975年三重県菰野町生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。 大学時代の生死をさまよう経験からデザインにのめり込む。イギリスでの交換留学を経て、課題解決に向き合う真摯さだけでなく、人をワクワクさせる楽しさの両輪がデザインに必要であると学ぶ。大学卒業後、フリーランスとして独立。デザイナーとして活動するだけでなく、流通会社の立ち上げや、地域コミュニティをつくるNPOの立ち上げにも参画。「意匠や形」といった狭義のデザインだけでなく、課題解決や価値づくりとしての広義のデザインの実践を追求し続ける。まちづくりに関わる経験から、地域の魅力に惹かれ始め、現在は、日本の地域に根づいてきた文化をこれからの時代にも紡いでいくための「広義のデザイン」に取り組んでいる。 2008年RW創業。企業や事業の価値の再定義に伴走し、ミッション、ビジョンの構築や、新規事業の立ち上げ、事業の運用までサポートしている。

橋田 規子プロダクトデザイナー, 芝浦工業大学 デザイン工学科 教授
愛知県蒲郡市生まれ。東京芸術大学デザイン科インダストリアルデザイン専攻卒業後、TOTO株式会社にて水周り設備のデザインに携わる。2008年退社後NORIKO HASHIDA DESIGN設立、2009年芝浦工業大学教授に就任、現在に至る。2013年博士(工学)取得。住宅設備、家具、生活用品のデザイン活動を実施。グッドデザイン賞、Red Dot賞、iF賞など受賞多数。グッドデザイン賞審査員(2009~2024)、キッズデザイン賞審査員.2020年単著「エモーショナルデザインの実践」オーム社 発刊。

山田 豊久株式会社山田商会 代表取締役社長
1979年10月生まれ。幼いころからエネルギー問題に関心を持つ。2004年(平成16年)3月東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻修了、株式会社山田商会入社。2007年5月取締役就任。経営計画の策定や管理会計の導入、業務領域や部署間における多能工化を進める。2020年5月に代表取締役社長執行役員、2022年5月にHD代表取締役社長に就任。妻と1男2女。

鈴木 啓之株式会社山田商会 取締役専務執行役員経営本部長
専門分野は労務、人事、経理で健康、年金問題及び財務分析を得意とする。2016年『山田商会ホールディング』の立ち上げを指導し、その後はM&Aを多数経験する。現在はグループ全体の新規事業創出を手掛け、インフラ企業ができる住空間の未来を創造する。愛知県社会保険委員会理事
スケジュール


AWRD(アワード)についてAWRDは、ロフトワークが運営する、クリエイティブなコンペティションやハッカソンを世の中に届けるプラットフォームです。「主催者(プロジェクト)」と「クリエイター(才能)」をつなぎ、多彩なクリエイティブ・アワードや共創プロジェクトを展開することで、イノベーションを加速させます。
https://awrd.com/

ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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