株式会社Yondemy
~2025年6月・9月より豊橋市内の2校で読書教育の実証実験を開始~

子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemy(本社:東京都中央区、代表取締役:笹沼 颯太)は、全国で初めて、公立小学校で実証実験を開始することをお知らせいたします。
2025年6月より、愛知県にある豊橋市立津田小学校、同年9月より豊橋市立豊小学校の2校において、読書教育に関する実証実験を開始いたします。子どもたちの読書習慣の形成を図るとともに、読解力をはじめとした学力向上のサポートを目指します。



導入の背景
Yondemyは、「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」をミッションに掲げ、子どもがハマる読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を提供しています。
AIを活用したキャラクター「ヨンデミー先生」によるサポートと、アプリ内の楽しい仕掛けによって、これまで、家庭での豊かな読書習慣づくりと、こどもたちの成長を支えてきました。

近年、子どもたちの活字離れが懸念されています。一方で、昨年、小学4年生から6年生の1ヶ月間の平均読書冊数が過去最多の13.8冊を記録し、読書量の増加傾向も見られています(※1)。しかし、2021年から2024年の間に「1ヶ月間に1冊も本を読まない」、いわゆる“不読層”の割合は3%増加(※1)。読書を楽しむ子どもと、まったく本を読まない子どもとの間で、読書体験や読書力の二極化が進んでいる可能性があります。
また、「冊数」ではなく「時間」に着目すると、2015年から2022年の間に、小学生の1日あたりの平均読書時間は3分減少(※2)。さらに、2015年から2023年の8年間で、インターネット使用時間(ゲーム・動画視聴を含む)は約2時間増加し、1日あたり3時間半を超えています(※3)。スマートフォンやタブレットでの動画視聴やゲームが日常化するなかで、読書の存在感が相対的に薄れているのが現状です。
加えて、学年が上がるにつれて読書量は減少。大人の不読層も増加傾向にあり(※4)、児童期における確かな読書習慣の定着が、今後ますます重要な課題となっています。



こうした状況は、今回の実験導入校にも現れています。豊橋市立豊小学校が公開している令和6年度後期の学校評価において、保護者を対象としたアンケートで「お子さんは家庭ですすんで本を読んでいる」に「そう思う」と答えた割合は全体の約14%。これは幅広く学校生活や教育活動に関して調査した全20項目のうち、もっとも低い割合でした。



また、同学校評価における児童を対象としたアンケートでは「学校で本をたくさん読んでいる」に「そう思う」と答えた割合は全体の約23%で、こちらも全17項目のうち、もっとも低い割合でした(※5)。



成長の段階や日常の経験に大きな差が見られる小学生においては、「文章が読めない」と悩む子どもや保護者の声も少なくありません。しかし、「読む力」はすべての学びの土台であり、国語に限らず、あらゆる教科の理解に欠かせない基礎的な力です。
実際、読書と学力の相関は多くの研究で支持されています(※6)。さらに、読書は学力だけでなく、子どもの感情面にも好影響を与えています。読書量が多い子どもほど「心が落ち着く」「時間を忘れて夢中になる」と感じており、こうした読書体験は学習意欲の向上にもつながっています(※7)。このように、読書は単に学力を伸ばすだけではなく、心の安定や学びに向かう姿勢づくりにも重要な役割を果たしています。
導入校の一校である豊橋市立津田小学校では、学校評価やグランドデザインで読書や本に関する活動を「心づくり」の一貫としており、学力のみならず、情操教育としても価値を期待しています。子どもたちが自分を知る手がかりとするさまざまな本に出会い、生涯にわたって読書に親しむ態度を身につけることを願って、読書を教育活動に位置づけています(※8)。

このようななか、「ヨンデミー」が提供する、子ども一人ひとりに寄り添った読書体験と、本を通じて学びと成長を支えながら、学習支援にも活用できる点が、教育委員会や学校のニーズと合致していると評価をいただき、教育現場での実証実験が決定しました。

※1…全国学校図書館協議会「学校読書調査」
※2…株式会社ベネッセコーポレーション「小学生から高校生の読書に関する7年間の追跡調査データ」
※3...内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」
※4...文化庁「国語に関する世論調査」
※5…豊橋市立豊小学校「学校評価アンケート」
※6...文部科学省「読書活動と学力・学習状況調査の関係に関する調査研究」
※7…ベネッセ教育総合研究所による読書効果の研究・分析
※8…豊橋市立津田小学校「学校評価データ」「R7年度グランドデザイン」
実証実験の概要
本実証実験は、愛知県豊橋市内の公立小学校2校にて、全学年を対象に実施されます。読書の時間に「ヨンデミー」を導入。子どもたちが自然に本に親しむ環境を作り、読書習慣を育んでいきます。

■実施内容
対象:豊橋市立津田小学校・豊橋市立豊小学校の全学年
目的:読書習慣の定着と、子どもたちが本を楽しむ環境づくり

■各校での実施概要
・豊橋市立津田小学校(愛知県豊橋市横須賀町宮元3-1)
実施開始:2025年6月予定
活用場面:毎日のお昼の10分間の読書タイム、およびご家庭を中心に「ヨンデミー」を活用

・豊橋市立豊小学校(愛知県豊橋市西岩田5-6-1)
実施開始:2025年9月予定
活用場面:週1回の朝の読書時間、およびご家庭を中心に「ヨンデミー」を活用
地域書店「豊川堂」との連携について
本実証実験では、豊橋市内の小学校教材・図書の納入を担う地域の老舗書店「豊川堂」と連携し、学校現場での導入と、子どもたちの豊かな読書体験を支える体制を構築しています。

・学校図書館との連携支援
豊川堂の協力のもと、「ヨンデミー」と学校図書館との連携をサポート。校内での円滑な運用を実現するためのオペレーション体制を整備し、子どもたちが読書を楽しめる環境づくりを支援します。

・図書データとの連携
豊川堂は、豊橋市内の全小学校に納入した図書の書籍データを一元的に管理しています。今回の実証実験では、各校の蔵書情報をご提供いただき、「ヨンデミー」とのデータ連携を実現。これにより、各校の図書館にある本の中から、子ども一人ひとりにぴったりの本を選書します。
今後の展望
2025年6月および9月より、愛知県豊橋市の公立小学校2校にて実証実験を開始します。
本実証実験では、「ヨンデミー」を導入し、選書された本を提供することで、子どもたちが自然と本に親しめる環境を作り、読書習慣の形成を目指します。
今後もYondemyは、公教育機関や自治体との連携をさらに強化し、全国の子どもたちに豊かな読書体験を届けてまいります。
読書教育を通じて、子どもたち一人ひとりの学びと成長を支える未来の実現を目指します。
株式会社豊川堂について
1874年(明治7年)創業、愛知県豊橋市に本社を構える地域密着型の老舗書店です。教科書・学校教材の販売や図書装備、書籍販売、出版など、教育と地域の文化に深く根ざした事業を展開しています。
会社概要
株式会社Yondemyは、子どもが楽しみながら読書習慣を身につけることを支援する、オンライン習い事「ヨンデミー」を開発・運営しています。
本を読む楽しさを伝え、一人ひとりに合った読書の機会を広げることで、子どもたちの成長をサポートし、“読書を習う”という新しい文化の創造に挑戦しています。

会社名 :株式会社Yondemy
代表者 :代表取締役 笹沼颯太
設立日 :2020年4月13日
所在地 :〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル5階xBridge-Kyobashi
事業内容:子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」の開発・運営等
URL  :https://lp.yondemy.com/
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」



「ヨンデミー」は、「読書は、一生モノの習い事」をテーマに、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事です。月額定額制で小学生を中心にご利用いただいております。特徴は、1.AIによる子ども一人ひとりの好み・レベルに合わせた選書、2.本の楽しみ方を1日3分で学べるミニレッスンを土台とした習慣化支援、3.キャラクターとの冒険やバッジ・レベルアップなどのゲーミフィケーションです。おうち読書をサポートすることで、子どもたちが「楽しく・たくさん・幅広く」本を読めるようになる成長を実現しています。
「ヨンデミー」サービスサイト



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