産卵巣
アカウミガメの産卵地で知られる愛知県伊良湖岬から静岡県浜名湖まで続く太平洋岸（通称：表浜海岸）の豊橋市域で、今季初の上陸、産卵が確認されました。上陸、産卵のシーズンに入り、豊橋市はアカウミガメ保護のため夜間の海岸利用自粛などを呼び掛けています。
２０２５年６月４日（水） 上陸と１０５個の産卵を調査員が確認
上陸・産卵跡
上陸、産卵が確認されたのは、２０２５年６月４日（水）早朝です。小松原町の表浜海岸で豊橋市アカウミガメ実態調査員が見つけました。産卵巣が波の影響や人の往来がある場所にあったため、調査員が付近の安全な場所に移しました。卵は１０５個ありました。
過去２０年間の上陸・産卵状況の平均と比較すると、初上陸は１０日ほど、初産卵は１週間遅いとのことです。
６月４日現在、静岡県御前崎市で５月２９日（木）に初上陸が確認されましたが、産卵は確認されていません。同県浜松市や愛知県田原市は、上陸、産卵ともまだ確認されていません。
アカウミガメの上陸、産卵期 海岸の夜間利用自粛などを呼び掛け
豊橋市では１０月ごろまでの上陸、産卵期間中、海岸の夜間利用を可能な限り自粛することや、海岸へ立ち入る場合は車のライトで海岸を照らす行為、大音量を出す行為は控えるよう注意を促しています。
卵や生きている個体を見かけたら、近づいたり、接触したりせず、静かに見守るよう呼び掛けています。
表浜海岸の砂浜への車両などの乗り入れは、禁止されています。
昨年、２０２４年の豊橋市内の上陸・産卵状況は、５月１７日に初上陸、初産卵があり、２７回の上陸、１７巣が確認されました。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
