STATION Ai株式会社
―日本最大級のオープンイノベーション拠点が高評価―

STATION Ai株式会社(本社:名古屋市昭和区、代表取締役社長 兼 CEO:佐橋 宏隆)は、日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」が、「第38回 日経ニューオフィス賞」の「サード・ワークプレイス推進賞」を受賞しましたのでお知らせします。
「サード・ワークプレイス賞」は、快適かつ機能的なワークプレイスの整備や、創造性・知識資産の活性化への貢献に加え、サード・ワークプレイスならではの要素である共創促進性を評価基準として選出される賞です。
今回の受賞は、STATION Aiがワークプレイスとしての新たな価値提案を体現した点が高く評価されたものです。

2025年9月4日に東京都千代田区大手町にある日本経済新聞社本社ビルで行われた授賞式の様子



■ STATION Aiの施設の特長
STATION Aiは、2024年10月に愛知・名古屋に開業した日本最大級のオープンイノベーション拠点です。スタートアップの創出・育成と既存産業との融合による新規事業創出を目的に、支援プログラムや運営を行い、企業・大学・ベンチャーキャピタルなどと連携し、アジアのイノベーションハブを目指しています。
スタートアップと既存産業が共創することで地域のポテンシャルを最大化することを目的とした施設です。愛知県の産業集積と名古屋大学などの学術機関の研究力を生かし、革新性と技術力が融合することで世界水準での新事業の創出を目指しています。「Autonomous City」というコンセプトのもと、街のような構造で、廊下をなくし大小さまざまな居場所が連続。建築はスパイラルフロア構造で、1階から6階までのラウンジが螺旋状に連続するワンプレートで緩やかにゾーニングされています。上下階の交流が促進され、偶発的な出会いを生む建築となっています。五感を刺激するアートや可動家具、ロボットの運用などにより、利用者が能動的に空間に関与できる設えとなっており、地域住民や一般利用者も参加できる開かれた施設として、イノベーションの創出を支える場となっています。



【オフィスコンセプト】
“Autonomous City in STATION Ai”
- STATION Aiのなかに進化し続ける街を作る -

【特長】
- 共創を促すオープンな構造設計壁や間仕切りを極力抑え、スロープで緩やかにつながるフロア構造と共用スペース、階段型ラウンジなどが、利用者同士の偶発的な交流を促進。オープンイノベーションを促す可変性のある構造にもなっています。

- 多機能・多目的な空間構成ラボやオフィス、イベントホール、ジム、スタジオなどのほか、学生や近隣住民が利用する一般開放ゾーンも併設し、多方面の利用に対応できます。多様な利用者が行き交い、交流を育む空間構成としています。

- 多様なステークホルダーが交差する動線設計起業家や研究者、自治体関係者、企業、投資家などが入居。連携を促進する場という設計思想のもと、回遊性を高める動線や空間配置を工夫することで日常的に交錯する環境を実現しています。

- 先進技術を取り入れた実証実験の場IoT・AI技術を活用したスマートビルで、国内屈指のロボットフレンドリー環境を整備。施設の柔軟性や拡張性が高く、スタートアップによる実証実験の場としても活用されています。

- ダイバーシティに配慮し創造性を育む空間デザイン施設内のサインをはじめ各所にダイバーシティの視点を採用。また、施設全体に152点のアート作品を展示し、新たなアイデアやインスピレーションを喚起する空間を創出しています。






1,2階のアトリウム

オフィス空間(コワーキング席)


会議室

テックラボ


各フロアをつなぐスロープと吹き抜け

階段ラウンジ


イベントの様子

実証実験の様子

■ 受賞に際して
STATION Aiは、間もなく開業1年を迎えます。これまで以上に多くの方々が集い、交流し、利用いただく中で、STATION Aiは日々変化していくものであると考えています。運営する者としては、あらゆるステークホルダーがより利用しやすくなるようにこの施設を進化させ、オープンイノベーションを生み出す拠点としてあり続けることを目指していきます。

◆建築・設計・デザイン担当からのコメント
デザイン監修:伊藤孝紀准教授(名古屋工業大学)
STATION Aiは施設という箱ではなく、街を探索しながら、気づきや出会いや発見があり、その結果、交流が生まれるように進化し続ける街となるようデザインしました。世界から見ると幾分、遅れを取っている日本の現状。経済や社会の仕組み、環境への対策、組織の運営など、幾つかの“境界”が妨げになっているように思います。世界と戦う上では、企業間や組織間、用途や機能、敷地と街、屋内外、障害やジェンダーなど様々な“境界”を少しでも無くし、相互に交わる空間が必要とされています。その試みが、説明しなくても利用者の皆さんに伝わり、体現されているのがSTATION Aiであり、〈日経ニューオフィス賞〉の受賞につながったことは嬉しいかぎりです。

建築・設計:株式会社 石本建築事務所
建築は凄まじい速度で革新を続けるスタートアップの活動に追従し、想像を超えるつながり方に応えるために、スパイラル上のフロアによって出会いや機能が空間的・視覚的連続性を保ちながら展開し、空間や機能が箱として完結することなく、出来得る限り素の基盤のままであり続ける姿をめざしました。想像以上の熱量をもって使われているSTATION Aiの姿に、更なる可能性を感じています。これからも快適で使い続けたくなる、よりよく進化しつづけるワークプレイスをオフィス内に身を置きながら共に創りあげていきたいと思います。

◆入居者の声
「1階の開放的なコモンエリアは、入居スタートアップ同士の偶発的な出会いが非常に多く、ここでの会話がプロジェクトにつながるケースもあります」(入居スタートアップ・CEO)

「官民学が交差する環境は、他のインキュベーション施設にはない強み」(大学関係者)
◆STATION Aiについて
「STATION Ai」は、スタートアップ企業の創出育成およびオープンイノベーションの促進を目的に様々な支援サービスを提供しています。700社を超える国内外のスタートアップ企業、パートナー企業、VC等の支援機関や大学などがSTATION Aiに参画し、新規事業の創出に取り組んでいます。働きやすいオフィス環境の提供に加え、事業成長をサポートする勉強会やメンタリング、スタートアップ同士のマッチング機会を設け、専門スタッフによるサポートが充実しています。また、スタートアップが抱える様々な課題を解決するプログラムも用意しています。メンバースタートアップの所在地は愛知県をはじめ、東京、国外など多岐に渡ります。

公式サイトはこちら
◆日経ニューオフィス賞について
- ニューオフィスづくりの普及・促進を図ることを目的として、一般社団法人ニューオフィス推進協会および日本経済新聞社の主催、経済産業省と日本商工会議所の後援のもと、開催されています。
- 審査においては、快適かつ機能的なワークプレイス整備、創造性・知識資産の活性化への貢献が重要視され、さらにサード・ワークプレイス固有要素として「共創促進性」などが評価基準となっています。
- 2025年度 第38回日経ニューオフィス賞は、応募総数148件。うち、全国枠では〈ニューオフィス推進賞〉に16件、今回新設の〈サード・ワークプレイス推進賞〉に2件が選出されました。

■施設見学のご案内
法人・教育機関・自治体・個人を問わず、施設見学(有償)を随時受付中。共創型空間や支援体制をご確認いただける見学機会です。
ガイドツアーの詳細はこちら  ※見学は事前予約制
■取材に関するお問い合わせ
STATION Ai株式会社
お問合せフォームはこちら ※問合せ種別:取材・広報のお問い合わせ
※取材をされる場合は上記問い合わせより事前申請をお願いします。
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