カゴメ株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:山口 聡)は、企業理念の一つである「開かれた企業」の実践として、株主との対話と交流の機会を大切にしています。近年、対話の場において、国際事業の展開や、サステナビリティへ取り組みに高い関心をいただいていることを受け、2023年より個人株主の方を対象にした海外拠点見学ツアーを開催しています。本年8月30日(土)~9月5日(金)にはポルトガル・リスボンの圃場や生産拠点への見学ツアーを開催しました。
今回のツアーでは、トマトの収穫・加工のトップシーズンに合わせて、株主の皆さまにポルトガルのトマト圃場と、欧州のトマト加工拠点であるHolding da Industria Transformdora do Tomate, SGPS S.A.(以下HIT)を見学いただき、トマトの収穫体験や工場視察、現地従業員との交流を通じて、当社の「畑は第一の工場」というものづくりの考えや、国際事業の展開について理解を深めていただきました。また、カゴメとNECがポルトガルに設立した合弁会社「DXAS Agricultural Technology(以下DXAS)」が提供するAI を活用した加工用トマトの営農支援サービスの仕組みや効果をお伝えし、持続可能な農業への取り組みを圃場で体感いただきました。
当社は、株主の皆さまが経営者と直接対話する「社長と語る会」や、国内生産拠点での「工場見学会」など、事業活動や価値創造のプロセスについて理解を深めていただく「対話と交流イベント」を積極的に開催してまいりました。今後も株主の皆さまに、より深くカゴメを知っていただき、様々なご意見をいただけるよう、多層的なコミュニケーションを実施して参ります。

【海外拠点見学ツアーの概要】

【ツアー内容】
ポルトガルにあるHITは、フードサービス業態や食品製造業などに向けて、トマトペースト等の一次加工、ピザソース等の二次加工品の製造・販売を行なっているカゴメグループの重要拠点です。トマトの収穫・加工のトップシーズンに、トマトが実る圃場でトマトの収穫を体験し、工場でトマトの加工の様子を見学いただき、カゴメが大切にしている「畑は第一の工場」というモノづくりの考えを理解いただくとともに、海外拠点だからこそ伝えられる当社の価値創造プロセスの一部を体感していただきました。1.国際事業説明
カゴメグループがグローバルに展開する加工用トマト事業のバリューチェーン「品種・栽培技術開発」「加工用トマト栽培」「一次加工」「二次加工」について株主の皆様へ説明しました。また、グローバルなアグリ課題に取り組む「グローバル・アグリ・リサーチ&ビジネスセンター」の活動についても
説明し、カゴメグループの成長と持続可能な加工用トマト産業への貢献について理解を深めていただきました。

国際事業説明の様子
2.トマト圃場見学
カゴメとNECがポルトガルに設立した合弁会社DXASの営農支援サービスを活用しているトマト圃場に
おいて、カゴメ飲料の原料となる加工用トマトの栽培風景を見学し、収穫・試食を体験いただきました。圃場ではDXASのスタッフより、AI を活用した加工用トマトの営農支援サービスを通じて実現を目指す持続可能な農業への取り組みについて、実際のシステムをご覧いただきながら説明しました。

圃場見学の様子

DXASの事業説明の様子
3.工場見学
HITの工場で、このシーズンしか見る事ができない生トマトの加工の様子やピザソース等への加工の様子を見学していただきました。また、温室効果ガス排出量削減に向けた、再生可能エネルギー活用や
省エネ対策の設備、水使用量削減の取り組みの見学を通じて、海外拠点における環境対応への理解を深めていただきました。

工場見学の様子
4.現地スタッフとの懇親
レストランで、CEOを含む現地スタッフとの懇親会を行い、交流を通じて国際事業の展開について
より理解を深めていただきました。また、HITのオフィス内の食堂を実際に利用いただき、現地での
福利厚生の取り組みもお伝えしました。

懇親会の様子

社員食堂での懇親の様子
【参加された株主の方の声】
・現地を見ることでポルトガル事業や国際事業に対するイメージが実感を伴ったものとなった。・トマトが圃場で収穫されて加工品になるまでの一連の流れをみることができて本当に良かった。
・今まで映像でしか見たことがなかったものを、実際にこの目で見られて、世界で通用する農業を目指しているということがよくわかった。
・HITの工場では社員食堂の様子も見られて福利厚生の良さもわかった。
・コンテナトラック満載のトマトが次々と到着して、流れるプールに放り込まれてゆく様子は圧倒された。
・カゴメは飲料や食品の製造のみならず世界の食品業界への業務用事業を展開していることを知った。
【カゴメが行っている株主の皆さまとの主なコミュニケーションについて】
当社では、株主の皆さまを、親しみを込めて「ファン株主」とお呼びしています。より深くカゴメを知り、さらなるご支持をいただくことに加え、様々なご意見をいただけるよう、多くの株主の皆さまとの対話と交流を大切にしています。1.株主総会
議場外に設置した事業活動の展示コーナーにおいて、役員や従業員がカゴメグループの活動を積極的に株主の皆さまにお伝えし、直接株主さまのご感想やご意見をいただくことを心掛けています。

株主総会
2.KAGOMAIL(カゴメール)
株主のみなさまへのメールによる情報提供サービスです。適時開示情報や直近の活動トピックス、事業所見学会の情報等をお届けしています。

KAGOMAIL
3.社長と語る会(オンライン)
経営方針や企業活動をご理解いただくとともに、社長の人柄や経営への考え方などを知っていただくことを目的に開催しています。

社長と語る会
4.個人株主・個人投資家むけ決算説明会(オンライン)
経理担当者が決算短信や決算説明資料を使って、決算内容を説明しています。また、関心を高く寄せていただいている事業についてご説明しています。いただいたご意見は経営の参考にさせていただいています。

決算説明会
5.株主優待
株主優待制度としてカゴメ商品を全国一斉にお届けしています。株主の皆さまに商品を通して当社をより知っていただくことを目的にしており、同梱するアンケートによって株主さまのご意見・ご要望を伺い、企業活動に活かしています。10年以上保有の株主の皆さまには記念品を贈呈しています。

株主優待
6.国内工場・圃場見学会
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」(長野県)や、国内工場の見学会を開催しています。野菜の収穫体験を通じた原料へのこだわりや、工場ライン見学を通じた安心・安全なモノづくりの現場をお伝えしています。同伴者もご招待し、二世代、三世代で楽しんでいただいています。また、居住エリアや定員の制限なくご参加いただけるようにオンラインで参加いただける機会も提供しています。

国内工場・圃場見学会
7.海外拠点見学ツアー
農産原料のファーム部門を保有し、日本カゴメの原料となるトマトや人参を栽培・加工しているカゴメオーストラリアを見学する特別な体験を通じて、国際事業の展開や環境配慮等のサステナビリティに繋がる取り組みを体感していただく機会として、2023年より開始しました。今年度は初となるポルトガルで開催しました。
8.トマトの苗プレゼント企画
2025年は、3,000名の株主の皆さまにトマトの苗をプレゼントしました。毎年多くの株主さまにトマトの栽培や収穫の楽しさをご提供しています。
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