参道の若者に声をかける警察官ら=9月30日、海津市平田町三郷、千代保稲荷神社参道

 毎月末の「月越し参り」で深夜まで多くの人でにぎわう岐阜県海津市平田町の千代保稲荷神社参道の周辺で、今年に入り飲酒運転や傷害事件などが相次いでいるのを受け、県警は9月30日深夜から1日未明にかけて、総勢60人規模で参道のパトロールや周辺での交通車両の取り締まりを行った。警察官の姿を見せて犯罪を抑止する狙いだが、にぎわいが縮小することへの懸念もあり、県警も「通常の繁華街とは事情が違う」と、地元関係者と効果的な巡回や取り締まりを模索する。

 9月30日午後10時ごろ、参道東側の大鳥居の下に制服や私服の警察官が集まった。県警本部からは生活安全、刑事、警備、交通の各部から参加し、...