18日に岐阜市内で開かれた第37回全国健康福祉祭ぎふ大会「ねんりんピック岐阜2025」の総合開会式に、三笠宮家の彬子さまが出席され、全国から集まった選手団に「練習の成果を発揮され、友情を育み、実り多き時間を過ごしていただきますことを祈ります」と言葉をかけた。
三笠宮さまの孫に当たる彬子さまは先月末、三笠宮家の当主となったばかり。17日に来県され、岐阜関ケ原古戦場記念館(不破郡関ケ原町)を視察された。
18日午前、長良川競技場(岐阜市長良福光)で開かれた総合開会式に出席された彬子さまは、選手団の一斉行進などを観覧。その後、彬子さまは俳句が好きだった三笠宮さまの思い出をたどり、「自分の心にあることを素直に表現できる性格を形成したいと俳句をお始めになり、妃殿下と俳句を詠むためにお出かけになったり、句会に参加されたりと穏やかな時間を過ごされた」と振り返った。
参加者に向けては「スポーツだけでなく文化交流大会も開催されます。多くの皆さまと心を通わせる機会となりますことを願っています」と語りかけた。
隣で説明に当たった渡辺幸司県観光文化スポーツ部長によると、彬子さまは17日に記念館で受けた戦国時代の説明に関心をお持ちだったほか、開会式では地元高校生による和太鼓演奏を「良かった」と褒められたという。
(宮本覚)