沖縄県は29日、同県糸満市内の飲食店で提供された食事を原因とする食中毒が今月発生したと発表した。計170人が腹痛や下痢、血便などの症状を示し、うち30人が入院した。いずれも東京都と山形市、川崎市、長野市からそれぞれ修学旅行で訪れた高校の生徒や教員らで、複数の発症者から腸管出血性大腸菌O157が検出された。重症者はいない。
県は29日付で店を営業禁止処分とした。期間は当面の間。24日まで営業していたため、発症者が増える可能性もある。
県によると、店は「レストラン優美堂」。各地からの高校の生徒らは今月14〜18日に食事をしていた。店は沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の近くにある。








