岐阜県が検討を進める、LRT(次世代型路面電車)を有力候補とする岐阜圏域の新たな交通システム。想定(筆者の妄想とも)されるルートはどんなところか、自動車でドライブしてたどっています。今回は北半分、岐阜駅前を起点に岐阜市内を1周と、岐阜駅前から岐阜大学病院・東海環状道岐阜インターチェンジ(IC)までを動画も交えて紹介します。LRTに限らず、交通機関に必要なものが見えてきました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 
関連する地点や今回の走行ルートの略図(Google Earthを加工)

 まずは、岐阜市内を1周する循環ルートです。今回はJR岐阜駅前から名鉄岐阜駅前を通り、長良橋通りを北上、岐阜公園・岐阜城を通り、長良川の北側を通り、忠節橋通り経由で岐阜駅前に戻るルートを想定しました。

名鉄岐阜駅前。撮影日は岐阜市の長良橋通りトランジットモール社会実験のため、一般車は通行できなかった

■かつての軌道跡をたどる

 JR岐阜駅前から名鉄岐阜駅前へ、と行きたいのですが、撮影日は岐阜市の長良橋通りトランジットモール社会実験のため、名鉄岐阜駅前を一般車両で通ることはできませんでした。

 回り道して、金宝町付近から撮影を始めます。このあたりは、2005 年まで名鉄岐阜市内線が通っていました。片側2車線の道路の真ん中に軌道が通る姿は、容易に想像できます。

岐阜市の柳ケ瀬商店街

 そのまま進むと、柳ケ瀬商店街へ。この付近から先は、1988年まで名鉄岐阜市内線の長良北町までの路線が通っていたルートそのものです。

岐阜市本町。正面に岐阜城が見える

 岐阜市本町では、正面に金華山と岐阜城が見えてきました。材木町を通り、岐阜公園の横に至ります。

■スポーツ関連の需要も見込む

岐阜公園・長良川周辺を走るLRTのイメージ図(岐阜県提供)

 長良川を渡ると、...