愛知県は29日、同県新城市の山林でわなにかかった雄のツキノワグマ1頭を駆除したと発表した。けが人はいなかった。現場は国道から約1・5キロ離れており、近くに住宅はない。

 県によると、同日午前8時ごろ、シカやイノシシ用のわなに全長110センチのツキノワグマがかかっているのを設置者が見つけた。駆けつけた市職員が確認したところ、クマは興奮状態で、つながったワイヤが外れる危険性があったため、地元の猟友会に依頼し、駆除した。