東京デフリンピック第9日は23日、東京武道館などで行われ、空手は個人形で男子の森健司(立命大)が金メダル、女子の小倉涼(埼玉・特別支援学校坂戸ろう学園教)が銅メダルを獲得した。女子団体形は日本が優勝した。日本勢はこの日8種目で表彰台に上がり、今大会の獲得メダル数は31個となった。前回2022年カシアスドスル大会(ブラジル)の30個を上回り、史上最多。

 陸上男子は200メートルで山田真樹(ぴあ)が21秒61のデフ日本新記録で銀メダル。800メートルの樋口光盛(小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント)も2位で、棒高跳びの北谷宏人(東京パワーテクノロジー)は3位だった。

 競泳の茨隆太郎(SMBC日興証券)が男子400メートル個人メドレーを制し、今大会4個目、通算23個目のメダルを手にした。男子50メートル背泳ぎでは金持義和(メルカリ)が3位。

 バレーボール女子とバスケットボール女子の日本は、いずれも準決勝でウクライナに勝ち、25日の決勝に進出。サッカー女子の決勝進出も決まった。