【ワシントン共同】トランプ米大統領は23日、自身が敗れた2020年の大統領選結果を覆そうとしたとして有罪判決を受けたティナ・ピーターズ受刑者を「釈放せよ」と交流サイト(SNS)に投稿した。米メディアによると、トランプ政権は西部コロラド州の刑務所にいるピーターズ受刑者を連邦政府の管理下に移送するよう求めており、州への圧力を強めた。
コロラド州当局者だったピーターズ受刑者は、民主党のバイデン前大統領が共和党のトランプ氏に勝利した20年大統領選で投票機のデータ改ざんに関わろうとしたなどとして、24年に禁錮9年の判決を受けた。事件は受刑者が選挙事務を担当していたことから注目された。
トランプ氏は23日の投稿で、ピーターズ受刑者は「不正に操作された大統領選の詐欺を暴露しようとした」と述べて擁護した。
トランプ政権は今月、ピーターズ受刑者を連邦政府の施設に移送するよう州に要請。トランプ氏はこれまで、受刑者は「無実」だと訴え、州への対抗措置を取ると示唆してきた。






