太平洋戦争開戦から84年となった8日、長崎市内の「核廃絶人類不戦の碑」前で被爆者や高校生が戦争の犠牲者を鎮魂し、不戦を誓う集会を開いた。代表であいさつした日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中重光代表委員(85)は、日本が軍事力増強に向かっていると懸念を示し「歴史の教訓と向き合うこと」が必要と訴えた。
寒空の下、参加した約30人が犠牲者に黙とうをささげた後、用意されたキャンドルを一人一人が碑に供えた。長崎市にある私立活水高で平和学習部に所属する塩野花菜さん(16)も出席し「互いの違いを認め、学び合うことでより平和な世界につながる」と不戦の誓いの言葉を読み上げた。









