農林水産省は26日、全国の小売店約6千店で15〜21日に販売されたコメ5キロの平均価格が前週に比べ44円高い4279円だったと発表した。3週ぶりに小幅に値上がりし、高値圏での推移が続いた。
2025年産米は収穫量が多く、コメ取引関係者の間では今後価格が下がるとの見立てが広がっている。集荷業者が農家に支払った金額は過去最高の水準で、このため小売価格がつり上がり、販売の鈍化を引き起こしているためだ。
全国9地域のうち、8地域が4千円台前半だった。最も高かったのは近畿の4476円で、関東・首都圏が4372円で続いた。最も安かったのは九州・沖縄の3959円で、唯一4千円を切った。
全国の平均価格が最も高かったのは11月3〜9日の週で4444円だった。








