岐阜新聞デジタルが、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。唐突ですが、岐阜城、登ったことありますか? 絶景ですよね。では夜に行ったこと、あります? これがまた素晴らしいんです! ということで、岐阜城と仙台城跡(あと)、松山城による「日本3大山城夜景」が立ち上がりました。

 「ナイトタイムエコノミーを重視した取り組みですね」と秋元さん。夜の時間をどうビジネスとして生かしていくのかということだそう。今注目されている考え方だといいます。夜の図書館、夜の昆虫探索ツアーも人気とか。「夜を楽しむコンテンツづくり」が鍵を握るといいます。頼むで聞いたって!(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 

 あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。著作に「自分だからできる仕事の作り方」「20代に伝えたい50のこと」(いずれもダイヤモンド社)ほか。

 カバリーニョ馬田 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。デジタル統括局コンテンツ部長。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。

カバリーニョ馬田(以下カバ) 読者の皆様、こんにちは。そうじゃない皆様もこんにちは。岐阜新聞デジタルがお届けする「やっぱ岐阜やて!」

 秋元 岐阜やて!

 今日は馬田さん、最近の気になった岐阜新聞ニュースの中でも岐阜市金華山岐阜城の夜景が日本3大山城夜景に選ばれた。こんなニュースがありましたけれども。あれどんなニュースでしたっけ?

 カバ 岐阜城と愛媛の松山城と宮城の青葉城跡。そこからの夜景が、素晴らしいということで、3大夜景になったというふうに理解してます。

 秋元 人口が一定規模以上で、有力な戦国大名、あるいは城主がいたお城たちの中で、この3つが連携してやろうということでね、先日仙台市長さん、松山市長さん、そして、岐阜市長の合同の記者発表がありましたけれども、今回はこの夜景ということをテーマにしてみたいと思うんですが。ずばり今日のキーワードは「ナイトタイムエコノミー」ですよ。

 カバ ナイトタイムエコノミー。

◆夜の町の魅力で宿泊客を狙え

 秋元 夜の時間をどううまくビジネスとして生かしていくのかということが今回のキーワードなんですね。これまで岐阜の観光というとまあ、岐阜城楽市ができたり。遊びに行くところが少しずつ増えてきて活気が出てきたという声も多いけれども、なかなか宿泊観光客につながりづらいということが、大きな課題だったんじゃないかと思います。...