環境省は26日、東日本を中心に五つの出先機関で、クマの被害防止対策を担う「クマ対策専門官」を計5人採用すると発表した。11月にとりまとめた政府のクマ被害対策パッケージを踏まえた対応強化策の一環で、野生生物の保護管理業務の経験があることなどが採用条件。クマが冬眠から目覚めて本格的に活動し始める来春に向け体制を強化する。
現在、北海道、東北の両地方環境事務所で1人ずつ採用しているが、今回、両事務所で新たに各1人を募集。関東地方環境事務所と釧路、信越の両自然環境事務所で計3人を採用する。クマの捕獲や個体調査を担う自治体などとの調整業務に加え、緊急銃猟研修や担い手育成の取り組みにも従事する。







