衆院選が公示された27日、第一声を上げる(上右から公示前勢力順に)自民党総裁の高市早苗首相、中道改革連合の野田佳彦共同代表、日本維新の会の吉村洋文代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の田村智子委員長、(下右から)れいわ新選組の大石晃子共同代表、ゆうこく連合の原口一博共同代表、参政党の神谷宗幣代表、日本保守党の百田尚樹代表、社民党の福島瑞穂党首、チームみらいの安野貴博党首

 衆院選公示翌日の28日、与野党幹部は2月8日の投開票に向けて舌戦を本格化させた。日本維新の会の藤田文武共同代表は千葉県柏市で街頭演説し、食料品消費税を2年間ゼロにする財源を巡り「行財政改革でつくる。税外収入、経済成長で十分賄えるとの試算を高市早苗首相と計算して打ち出している」と述べた。中道改革連合の野田佳彦共同代表は川崎市で、恒久的な食料品消費税ゼロの財源として、政府系ファンドを創設して運用益を充てると訴えた。

 野田氏は「政府は600兆円の金融資産を持っている。その運用益で財源をつくる新しい発想だ。しっかり財源を確保する」と独自性を強調。首相が提唱する「責任ある積極財政」に関し「たくさんのお金を使う。請求書は、われわれに回ってくる」と批判した。

 首相は大雪に見舞われた北海道を訪ね、札幌市と苫小牧市で演説する予定。選挙戦では1990年以来、36年ぶりとなる2月選挙に踏み切った首相(自民党総裁)の判断も、引き続き論点となりそうだ。外交・安全保障政策や外国人政策もテーマとなる。