【ミラノ共同】2月のミラノ・コルティナ冬季五輪の開催地となるイタリア北部ミラノで29日、秋田、新潟、石川、岡山4県の伝統工芸品の展示会が始まった。五輪の盛り上がりに合わせ、日本の匠の技をPR。国内で伝統工芸品の生産が縮小する中、欧州での販路拡大につなげる狙いだ。展示は2月8日まで。

 会場は市内の美術館に設けられた。展示されたのは「輪島塗」(石川県)や「備前焼」(岡山県)のほか、ヤマザクラの樹皮から作る「樺細工」(秋田県)や赤土の粘土を使った「無名異焼」(新潟県)の計4種類。

 この日の開幕セレモニーに出席したイタリアのデザイン関係者は「日本の職人技を間近で見られるのは貴重だ」と語った。

 展示会は地域活性化に取り組む一般社団法人「北前船交流拡大機構」が主催。担当者は「五輪には世界中から多くの富裕層が訪れる。認知度を高める機会にしたい」と意気込んだ。

 同法人などは2024年と昨年にもミラノでのデザイン展覧会「フォーリサローネ」に合わせ、日本の伝統工芸品の展示会を開催していた。