プラスチックごみによる環境汚染を防ぐための国際条約作りを進める政府間交渉委員会は8日までに、新議長に南米チリの外交官フリオ・コルダーノ氏を選出した。2022年に始まった交渉は、24年末までの条文案合意を目指したが難航している。昨年8月の会合では、規制のあり方などを巡り各国の意見が折り合わず決裂。その後、前議長が辞任していた。
条文案の合意に向けては、プラスチックの原料となる石油の産出国と、生産量や消費の規制強化を求める欧州連合(EU)などとの対立をどう終息させるかが課題になる。交渉の進め方や今後の日程は決まっていない。
コルダーノ氏は、チリ外務省で気候変動対策や環境問題を担当。スイス・ジュネーブで現地時間7日に開かれた会合で「期待に応えたい。力を合わせれば、将来世代のためになる条約を作れるはずだ」と決意を述べた。
前回会合では、前議長のルイス・バジャス氏(エクアドル)が条文案合意に向けて妥協案を示したが、理解は得られず交渉は決裂した。新議長の選挙にはコルダーノ氏を含め3人が立候補した。








