単独過半数を大きく上回るのが確実となった自民党の高市早苗首相(党総裁)は「反対のある政策についても訴えた。信任を得られたら、一生懸命取り組まないといけないという思いだ」と神妙な面持ちで語った。時折笑顔を見せたが、声は少しかすれていた。

 開票センターが置かれた東京都千代田区の党本部で当選議員の名前に次々と赤いバラを付けた。

 公約に掲げた消費税減税については「各党の主張が別々なので、自民党の提案に(超党派の)国民会議で賛同を得ないといけない」と説明。選挙期間中には、首相の事務所が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者にあいさつ状を送った疑いがあると週刊誌が報じたが「明確に否定している」と強調した。

 首相は「選挙の顔」として応援演説で全国を飛び回り、多くの聴衆を集めた。2024年の前回衆院選や昨年の参院選で自民が議席を減らす一因となった派閥裏金問題にはほとんど触れず、自身を信任するかどうかが争点だと強調。手の治療を理由にNHK討論番組を欠席し、他党から討論のやり直しを求める声が出た。