和歌山県串本町の水門祭の「櫂伝馬競漕」=14日午後

 和歌山県串本町の大島にある水門神社で14日、豊漁や商売繁盛を祈る「水門祭」が営まれた。祭りのハイライト「櫂伝馬競漕」では、若者らがこぐ2隻の舟が水しぶきを上げて迫力のレースを展開、観客の声援が響いた。

 舟は「鳳」と「隼」の2隻。上半身裸の若者が16人ずつ乗り込み「ヤーヤー」と声を上げて勇ましくかいをこぎ、往復約3・6キロの速さを競った。

 大島は古くから商船の寄港地として栄えた。祭りは弓を射る儀式や獅子舞奉納があり、そろばんを持ち白い化粧をした「商人」役も登場して華やかな雰囲気に包まれた。

 同県田辺市から訪れた武田明男さん(75)は「若者の姿に感動した。地域の人たちのパワーを感じる」と話した。