宮城県南三陸町の沿岸部で、行方不明者の手がかりを求め捜索する警察官=2024年3月

 警察庁は9日、東日本大震災発生から15年となるのを前に被害状況を発表した。1日時点の死者は前年同期より1人増えて1万5901人となり、行方不明者は2519人となった。

 新たに身元が判明したのは、津波で行方不明になっていた岩手県山田町の山根捺星さん=当時(6)。宮城県警が昨年10月9日、南三陸町で2023年に見つかり、身元不明遺体として収容していた下顎骨の一部が、母親と同じ型が遺伝するミトコンドリアDNA型鑑定などで捺星さんのものと判明したと発表した。遺骨は同16日、家族に引き渡された。

 行方不明者の内訳は宮城が1213人で最も多く、岩手1106人、福島196人。千葉2人、青森、茨城で各1人だった。死者数は宮城が9545人、岩手が4675人、福島が1614人。他に9都道県で67人。警察はこれまでに延べ約72万人を捜索に投入した。