人工知能(AI)開発を手がけ、東証グロースに上場していた「オルツ」の粉飾決算事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた同社幹部だった浅井勝也被告(46)、有泉隆行被告(53)は9日、東京地裁の初公判で、いずれも起訴内容を認めた。法人としての同社も認めた。

 検察側は冒頭陳述で、上場前に主力商品の議事録作成サービスの売り上げが期待していたほど伸びなかったと指摘。広告会社に広告宣伝費などの名目でいったん支出した後、広告会社を通じて「スーパーパートナー」と呼ばれる販売事業者から売上代金として回収する「循環取引」をして架空の売り上げを伸ばし、上場を果たしたと述べた。