飛騨高山で家具職人になる!こんな熱い志を持った生徒が全国から集う「岐阜県立木工芸術スクール」の令和7年度の卒業生の皆さんが、市役所を訪れる方々に使っていただけるよう椅子を寄贈されました
飛騨匠(ひだのたくみ)の伝統と技が受け継がれ、国内でも有数の家具の産地である高山市にある「岐阜県立木工芸術スクール」。入学した生徒の皆さんは、1年間懸命に家具製造の技術を学びます。
ものづくりのまちでもある「飛騨高山」を市役所を訪れる方々に再認識していただくとともに、生徒の皆さんが修得した素晴らしい技術を実感していただくことを目的に、市役所にベンチ5台、椅子3脚を寄贈されました。

『かにかくに ものは思はじ 飛騨人の 打つ墨縄の ただ一道に』
この『万葉集』の歌は、「飛騨匠」たちが打つ墨縄による直線が、人の手によるものと思えないほど高度で、正確な技術の証しであったことを示すもので、「あれやこれやと浮気はしない・・・飛騨人の打つ墨縄が一直線であるように、ただ一筋の道を行くのだ」という恋歌です。
奈良時代から平安時代にかけて、税を免じてまでも木工技術者を都へ呼ぶ全国唯一の制度が飛騨には定められ、飛騨の豊かな自然に育まれた「木を生かす」技術や感性と、実直な気質を持った飛騨の職人たちは、都での寺社建築などで腕を振るい、その技と心は古代から現在に至るまで伝統的に受け継がれ、「飛騨匠」と称えられてきました。
飛騨匠(ひだのたくみ)の技を後世に伝える「岐阜県立木工芸術スクール」
昭和21年に高山建具工補導所として開所し、約80年の歴史を持つ「岐阜県立木工芸術スクール」では、家具業界で活躍する人材を育成するため、経験豊富な専任スタッフに加え、家具業界初の「現代の名工」認定者、職人歴40年以上の曲げ木職人、個人工房作家など、飛騨の木工業界を代表する方々が講師を務めています。

ものづくりのまち「飛騨高山」を再認識
家具の六大産地の一つである飛騨高山。また、国指定の伝統的工芸品である「一位一刀彫」や「飛騨春慶」などのほか、個人のクラフト作家も数多く活躍している飛騨高山を今一度、市民の皆さんに認識していただくため、市役所の1階ロビーで実際に利用いただけるベンチや椅子を岐阜県立木工芸術スクールの生徒の皆さんに製作いただきました。

市役所の雰囲気が明るく!
生徒のみなさんは、利用される方、場所をイメージして製作されました。
「市役所を明るくしたい」「高齢の方が楽に立ち上がれるように」「見るだけでも楽しんでもらえるように」。そんな思いを込めた8つの作品は、市役所のロビーを華やかにしています。
3月11日行われた贈呈式では、生徒のみなさんからそれぞれの作品について、田中市長に説明をされました。

各所で利用されている作品
令和2年度、コロナ禍のため卒業作品展ができなくなったことをきっかけに、岐阜県木工芸術スクールから高山市に連携事業の打診があり、若者等活動事務所「村半」、「飛騨高山まちの博物館」へ生徒の皆さんが製作された家具、辻灯籠が寄贈されました。
その後も、飛騨高山にぎわい交流館「大政」や市役所こども未来部窓口にも家具などを寄贈されるなど、生徒の皆さんの作品は様々な施設で活用されています。
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所ブランド戦略課
住所:〒506-8555
岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話:0577-35-3001
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