今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは県内の校長らトップにインタビュー。今回は城南高校(岐阜市)の林博康校長(70)に伺いました。調理科、製菓科には料理の世界に挑む生徒たちが集結。自分の包丁セットを持ち、最初に学ぶのは包丁の研ぎ方といいます。「プロ」になるための学びとはどんなものでしょう。通信制高校の校長がお勧めする、通信制高校の選び方も聞きました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
城南高校 所在地は岐阜市細畑。県内初の私立通信制高校として2008年に開校。調理科、製菓科、普通科の3学科がある。現在の生徒数は245人。
―城南高校の特徴は。
調理科、製菓科の最大の特徴は「ダブルスクール制」を取り入れていることだ。本校に合格すると、城南高校と城南高等専修学校の2校に生徒は入学する。
この制度のメリットの一つが、非常に高いレベルの授業を受けることができる点だ。高等専修学校では教員免許を持っていない講師が教えることができる。つまり、教員免許に縛られず、料理や製菓のプロが生徒たちを教えている。レストランのシェフやホテルの料理長の経歴がある教員たちが、包丁研ぎから魚のさばき方、出汁の取り方を教えている。
―公立高校との違いは。
公立高校でも外部講師が指導することはあるが、一部にとどまる。公立高校の家庭科の教師が調理だけでなく、被服や保育も幅広く担当することと比較すると、調理、製菓に特化し、豊かな現場経験のある本校教師陣のレベルは相当高い。
はやし・ひろやす 関市出身で、教科は農業。元公立高校の教員で、飛騨高山高校副校長、加茂農林高校校長、岐阜農林高校校長を務めた。岐阜農林には合計20年勤務。
ダブルスクール制により、本来なら高校3年間と専門学校2年間の計5年分の授業を、3年間で受ける。調理や製菓に集中するため、普通科目は減らしている。...









