トランプ米大統領(ロイター=共同)、ウクライナのゼレンスキー大統領

 【キーウ共同】トランプ米大統領はウクライナ和平交渉について、ロシアのプーチン大統領は合意の用意があるのに、ウクライナが拒んでいるとしてゼレンスキー大統領を批判した。ゼレンスキー氏が合意を望んでいないと主張し、同氏との交渉は「はるかに困難だ」と突き放した。米NBCテレビの14日のインタビューで発言した。

 米国はイラン攻撃以降、対ロ制裁を緩和しロシア産原油購入を一時的に認めるなど、ロシア寄りの態度に再度傾き、ウクライナと距離を置いている。ゼレンスキー氏は14日、記者団に「中東の争いがわれわれを不利な立場に追い込んでいる」と述べ、苦境を認めた。

 トランプ氏は、ペルシャ湾岸の米軍駐留基地防衛のため、ウクライナがイラン製無人機対策の支援を申し出たことについて、支援は必要ないと一蹴した。「ゼレンスキー氏に助けを求めることはありえない」と語った。

 米国とイスラエルによるイラン攻撃以降、予定されていた米ロ、ウクライナの3カ国高官協議が延期されるなど、ウクライナ和平の交渉は停滞している。