職務上知り得た秘密を退職後に漏らしたとして、国家公務員法(守秘義務)違反罪に問われた鹿児島県警の元生活安全部長本田尚志被告(62)の公判開始を前に、鹿児島地裁は24日、当時の枕崎署員が関与した盗撮事件に関する捜査資料の開示を検察側に命じる決定をした。弁護側が明らかにした。被告は、野川明輝前本部長が盗撮事件の隠蔽を図ったと訴えていた。
弁護側の開示請求を受け、小泉満理子裁判長は盗撮事件の捜査経過が分かる証拠群36点の開示を命令した。弁護側は漏えいを認めた上で公益通報に該当するとし、公判で無罪を主張する方針。弁護人の永里桂太郎弁護士は「前本部長の言動解明につながる可能性がある」と決定を評価した。
被告は2024年6月に起訴されたが、初公判期日は決まっておらず、今月26日に第1回公判前整理手続きが開かれる。
起訴状によると、24年3月28日ごろ、警察官によるストーカー事件の捜査経過や被害者の氏名などが記載された書面のうち、一部の写しを外部に郵送し、秘密を漏らしたとしている。





