「平日の部活動が30分しかない日もあるんです」――。そう話す中学生の声を聞き、動き始めた大学生がいます。岐阜大学1年の堀井翔さん(19)。部活動の地域移行で変わりつつある中学生の練習環境を少しでも良くしようと、大学生が指導する陸上教室を始めました。どんな取り組みなのでしょう。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 

◆中学生のために何かできないか

 3月15日、岐阜メモリアルセンター(岐阜市長良福光)の補助競技場で陸上教室が開かれました。中学生約30人と大学生13人が参加。全国大会経験のある大学生もいて、ウオーミングアップの仕方や走り方のフォームを中学生に教えました。

 この陸上教室を企画したのが岐阜大学社会システム経営学環1年の堀井翔さん(19)=瑞穂市=です。活動名は「AddiLink(アディリンク)」。大学生と中学生をつなぎ、放課後の活動を“追加する”という意味を込めました。「中学生のために何かできないか。そんな環境をつくれないかと思い、教室を開きました」。

◆「もっと練習したい」

 堀井さんは大学入学後に母校の穂積中学校陸上部の外部コーチを務めるようになりました。そこで驚いたのが部活動の時間の短さでした。...